歯並びが気になっていても、矯正歯科でどのような治療が進んでいくのか分からず、なかなか相談に踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
矯正治療は、初診相談から精密検査、診断、装置の装着、そして長期間の通院という順序で進んでいきます。それぞれの段階で何が行われるのかをあらかじめ知っておくことで、見通しを持って治療に向き合いやすくなります。
この記事では、矯正歯科の治療がどのような流れで進むのか、初診相談から装置装着後の通院までを順を追ってご紹介します。長く通える歯科医院を探している方の参考になれば幸いです。
矯正治療を始める前に知っておきたいこと
矯正治療を始める前に大切なのは、治療全体の見通しを持つことです。歯並びの矯正は数か月で終わるものではなく、年単位で通院を続ける治療になることが多いためです。
どこがいいのかわからない理由
矯正歯科を探すとき、多くの方が「どこを基準に選べばよいのか分からない」と感じています。矯正治療は保険がきかない場合が多く、費用や期間も個人の歯並びの状態によって異なるため、比較がしづらいことが理由の一つと考えられます。
まずは安心してください。焦って決める必要はありません。気になる歯科医院があれば、まずは相談の予約をして、直接話を聞いてみることをおすすめします。
当院が大切にしている考え方
当院では、治療を始める前に患者様が納得できるまで説明を重ねることを大切にしています。矯正治療は長く通うことになるため、途中で不安を感じたときにいつでも相談できる関係づくりを心がけています。
初診相談で行うこと
初診相談では、まず患者様のお悩みやご希望をお聞きし、お口の中を確認したうえで、おおまかな治療の方向性をお伝えします。この段階では、まだ詳しい検査は行いません。
問診とお口の中の確認
問診では、歯並びで気になっている点や、これまでの歯科治療の経過、全身の健康状態などをお聞きします。お口の中は目視で確認し、噛み合わせの状態や歯並びのおおよその傾向を把握します。
たとえば、前歯の重なりが気になって来院された方でも、実際には奥歯の噛み合わせに原因があるケースもあります。この段階での確認は、あくまで大まかな見立てとしてお伝えするものです。
治療方針についての説明
問診と確認の結果をもとに、考えられる治療方法や、今後の検査の流れについてご説明します。この時点でお伝えする内容は、精密検査を行う前の見立てであることをご理解いただいたうえで進めています。
精密検査から診断まで
治療の方向性に納得いただけたら、精密検査を行い、そのデータをもとに正式な診断と治療計画をお伝えします。診断は、検査結果を踏まえて初めて確定するものです。
検査で分かること
精密検査では、レントゲン写真や歯型の記録、口腔内の写真撮影などを行い、歯や顎の骨の状態を詳しく確認します。これにより、歯並びの乱れがどのような原因で起きているのかを把握しやすくなります。
検査内容は患者様の年齢やお口の状態によって異なる場合があります。どの検査が必要かは、診察を受けたうえで判断されるものとお考えください。
治療計画の説明
検査結果がまとまったら、治療計画をご説明します。使用する装置の種類、おおよその通院間隔、治療にかかる期間の見込みなどをお伝えし、患者様が納得されたうえで治療を開始します。
- 診断は検査結果を踏まえてから:初診相談の見立てと、精密検査後の診断は異なる場合があります。
- 治療計画は個別に異なる:歯並びの状態や年齢によって、適した装置や期間は変わります。
矯正装置の装着とその後の通院
治療計画にご納得いただいたら、いよいよ矯正装置を装着します。装着後は、決められた間隔で通院を続けながら、歯を少しずつ動かしていきます。
装置装着の流れ
- 虫歯や歯ぐきの状態を確認し、必要があれば先に治療を行います。
- 装置を装着する歯の表面をきれいにし、乾燥させます。
- 装置を歯に取り付け、必要に応じてワイヤーなどを調整します。
- 装着後の生活で気をつけることをご説明します。
通院の頻度と注意点
装置の種類によって通院の頻度は異なりますが、一定の間隔で通院し、装置の調整や歯の動きの確認を行うことが一般的です。通院を自己判断で空けてしまうと、治療計画に影響が出ることもあります。
札幌市南区は季節によって道路状況が変わりやすい地域でもあるため、通院予定はゆとりを持って立てていただくと安心です。
治療期間中に気をつけたいこと
矯正治療の期間中は、装置がついている状態でのセルフケアが重要になります。装置の周りは汚れがたまりやすく、丁寧なケアが求められます。
セルフケアのポイント
- 装置の周りを意識して歯ブラシを小さく動かしている
- 糸ようじや補助的な清掃器具も使っている
- 粘着性の強い食べ物や硬い食べ物を控えている
- 定期的な通院を予定通り続けている
気になる症状が出たときの対応
- 装置が外れた、ワイヤーが飛び出しているなどの異常を感じたときは、自己判断で調整せず早めにご連絡ください。
- 強い痛みが続く場合や、歯ぐきの腫れが見られる場合も、次回の通院を待たずにご相談ください。
よくある質問
Q. 矯正治療にはどのくらいの期間がかかりますか。
歯並びの状態や選ぶ装置によって期間は異なります。精密検査後の診断で、おおよその見込みをお伝えします。
Q. 途中で装置の種類を変えることはできますか。
治療の進行状況によって相談できる場合があります。気になる点があれば、通院時に遠慮なくお伝えください。
Q. 子どもでも矯正治療は始められますか。
年齢や歯の生え変わりの状況によって適した時期は異なります。気になる場合は早めに相談されることをおすすめします。
まとめ
矯正治療は、初診相談、精密検査、診断、装置の装着、そして長期間の通院という流れで進んでいきます。それぞれの段階で丁寧な説明を受けながら進めることで、見通しを持って治療に取り組みやすくなります。
治療の内容や期間は、患者様一人ひとりの歯並びや年齢によって異なります。どのような治療が適しているかは、実際の診察を受けたうえで判断されるものです。
歯並びや噛み合わせについて気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。まずは安心してください。当院では患者様が納得できるまで、丁寧にお話をお伺いしていきます。

